日本モーターボート競走会労働組合(競走会労組)は、3月11日、都内で日本モーターボート競走会当局との団体交渉で、有期契約の嘱託職員を雇用の期限を定めない無期契約とすることを合意しました。また、交渉では、非正規労働者の待遇改善を求め、日額一律70円のベースアップを勝ち取りました。競走会労組は、この間、大きな課題として、有期雇用の期限の撤回と非正規職員の待遇改善を求め交渉を重ねてきました。粘り強い交渉の結果、当局は、3年もの大幅前倒しで実施せよとする組合提案を受け入れました。有期契約労働者を無期契約への転換を義務とする労働契約法の改正は、最速で2018年4月となっています。
黒田競走会労組委員長は、一連の経営の判断に対し「3年も前倒し実施を判断したことは、高く評価する」と述べました。
締結した労働協約の内容は、①嘱託及び継続雇用の臨時雇員(64歳以下)に係る有期契約の無期転換(定年化)は、2015年4月1日より実施。 ②嘱託日給額号俸表については、2015年4月1日より日給額に一律70円を加算額に地域調整率を乗じた額で増額改定。
競走会労組は、今回の結果を受け、今後も引き続き非正規職員の労働条件の改善を求めていきます。