幅広い交流でチームワークが強化
鉄道会社 駅務員
- 組合に入ったきっかけは何ですか?
- 職場の先輩から「入っておいたほうがいいよ」と言われた一言です
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職場の先輩から「入っておいたほうがいいよ」と言われた一言です。
最初は「組合ってなんだろう」と思っていましたが、仕事を進めていくうちに、「なるほど!こういったことにも関わっているんだ」といったことが見えてきました。
- 組合に入って良かったと思うことは何ですか?
- 女性社員も働きやすい職場づくりや課題解決に向けて意見反映をしていただいています
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働きやすい環境づくりのために、さまざまな改善を組合が交渉してくれています。
鉄道の現場は、もともと男性が多いので、改札やホームに女性の駅員が立っているとまだまだ珍しく見えると思います。
最近、少しずつではありますが、他の鉄道会社でも女性社員が増えてきています。
私が働くOsaka Metroでも同じ傾向なので、組合を通じて、女性社員も働きやすい職場づくりや課題解決に向けて意見反映をしていただいています。
また、若い年齢の社員が集まる組合の交流も非常に役立っています。
そうした交流以外にも、職場の課題や女性に特有の課題などを一つ一つ解決していただいているため安心して勤務を続けることができているので、組合に入っていてよかったなと思っています。
- 組合の交流の場を通じて、仕事でプラスになったことはありますか?
- 女性の先輩からの経験を聞けたり、後輩に自分の経験を話したりして自分の成長を実感
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自分の職場以外の女性社員の方々と交流を持てることが一番大きいですね。女性社員は人数も少ない上に、様々な職場に分散して配属されているので、仕事上ではなかなか会う機会がないんです。
しかし、組合のイベントを通じて交流する機会があるため、女性ならではの悩み事なども「自分だけじゃないんだ」と、共有・共感することもでき、安心して働き続けることができています。
他の職場の事例などもとても参考になりますし、なにより女性の先輩からの経験を聞けることが非常にありがたいです。
私自身も後輩に自分の経験などを話すこともできますし、こういったことを通じて自分の成長を実感することができています。
- 毎日たくさんのお客様と接する、大変なお仕事ですよね。
- チームワークやコミュニケーションが大事
駅業務では多くのお客さまと接する機会があり、様々な事象が起こるため、柔軟に対応することが求められています。
女性だから、男性だからと言っていられないような状況がほとんどです。また、私たちは『駅』というチームであらゆる事態を常に想定しながら準備しています。
ひとたび不測の事態が起きれば、ダイヤ乱れなどでたくさんのお客さまに多大な影響を及ぼすことになるので、少しでも早い対応、解決が求められます。
そういった際にチームワークやコミュニケーションが大事なんです。チームワークを高める上で、組合のイベントがとても役立っています。
イベントは支部単位でも活発に行われていますので、親世代の年齢の先輩をはじめ幅広い世代の方々と交流し、チームワークの強化をはかることができています。
- 新人のみなさんに一言お願いします。
- 自分自身の成長のツールとして活用してほしい
業種はぜんぜん違いますが、チームワークは非常に大事だと実感しています。私はお客さまへの対応が主体ですが、みなさんは住民の皆様へのサービス提供が主体になるかと思います。
地下鉄の運行は一人では絶対にできません。たくさんの人が関わり、お互いに支えあって運行しています。これは自治体でお仕事されるみなさんにも共通して言えることではないでしょうか。
組合を通じて、いろいろな出会い、交流がありますので、自分自身の成長のツールとして活用してほしいです。
ありがとうございました。
※新型感染症対策に配慮した上で取材・撮影を行っております