産休・育休・職場復帰も安心
市役所勤務
- 組合に入って良かったと思うことは何ですか?
- 同じ職場の先輩が妊娠されたとき、組合の対応で安心して休暇・復帰できていた
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入職当初は組合がどういうものかよくわかっておらず、説明会を聞いてみんなと一緒に加入したので、正直あまりピンと来ていませんでした。
私が組合を身近に感じたのは、同じ職場の先輩が妊娠されたときでした。
先輩はつわりがひどく、見かねた課長が先輩に職場は気にせず休むよう伝えていました。
ただ、課長も妊娠・出産にかかわる休暇制度をよくご存じだったわけではなく、どんな対応ができるのか悩んで、人事に相談しようとしていたそうです。
そんなとき、同じ職場だった組合の役員さんが間に入り、先輩ご本人、課長、そして人事とも話をしてすぐに本市の制度を踏まえた対応を整理してくれたそうです。
復帰後に先輩から聞いたんですが、すごく安心したとおっしゃっていました。
- すべて組合が調整してくれたのですね。
- 組合のおかげで、驚くほどスムーズに業務体制の移行ができました
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そうなんです。後から先輩が教えてくれたんですが、つわりのときには妊娠障害休暇や、状況がひどく長くかかる場合には病気休暇などいくつも支援制度があるそうで、その組合役員さんが連絡をくれて、それらを適用して休めるようにするので、何も気にせずゆっくり休んでください、と声をかけてくれたそうです。
それに休んでからの職場の様子や今後の仕事の引継ぎ、産休・育休とその間の職場の人員などの話も教えてくれたそうで、職場に迷惑をかけていないか心配していた先輩は、本当に安心できたとおっしゃっていました。
先輩のもとで仕事をしていた私にもその組合役員さんが声をかけてくださり、仕事の状況なども聞いてくれたのを覚えています。
そういったことを踏まえて課長や人事と話をしてくれたので、驚くほどスムーズに、先輩がいない間の業務体制に移行できました。組合ってすごいな、と実感した瞬間でした。
- 先輩も、あなた自身も不安がなくなった、ということですね。
- 安心して働けるようになりました
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先輩はもちろん、一緒に働く私たちの不安まで考えて配慮してくださったので、本当に組合ってありがたいと思いました。
先輩は結局出産までに体調が安定されて一度復職されたのですが、その時にも組合から、妊娠中の通勤緩和の制度があることを教えてもらったそうです。
普通に働いているだけではなかなかそういった制度や休暇などを知る機会がありませんが、自分ですべてわかっていなくても、困ったときには組合に相談したらいいんだなとわかりました。
それがわかってから、なんだか安心して働けるようになりました。
- 組合員でいることで、安心して働ける。これこそ組合の意義ですよね。
- 困ったときは組合に相談するのが一番ですね
先輩や組合役員さんの話を聞いて、たくさんの休暇や制度があることを知りました。
そしてその制度の多くは、これまでたくさんの組合員が困ってきた声を集めて、少しずつ組合が交渉で形にしてきたものだということも。
組合がなかったらこんなにたくさんの制度がなかったんだと思うと、組合が頑張ってくれていて本当に良かったと思います。
そのたくさんの制度の中には知らないと使えない制度もたくさんあって、自分でそれを全て憶えておくのはすごく大変ですが、組合という相談場所がある、窓口がはっきりしているというのもありがたいですね。
なかなか休暇とかの話って周りに聞きにくいですし、インターネットで検索しても自分の自治体でどうなっているのかまではよくわかりません。困ったときは組合に相談するのが一番ですね。
ありがとうございました。
※新型感染症対策に配慮した上で取材・撮影を行っております