府本部は2月3日、大阪市内で青年部第48回定期総会を開き、長らく休部していた青年部を再建することを決定しました。総会では、名称変更を含む青年部規則の改定が決定され、新たに「ユース部」としてスタートを切ることとなりました。また、総会に先立ち、青年部休部中に若年層組合員の交流の場として設けられていた男女協働部ユース部会の閉会が決定され、その活動はユース部へと引き継がれることになりました。総会には29単組から58人が参加しました。
府本部青年部は、業務の多忙化などにより役員の選出が困難になったことから、2018年の第47回定期総会を最後に休部していました。それ以降、若年層組合員の活動の場は新たに設置された男女協働部ユース部会へと移され、より実態に即した組織のあり方が模索されてきました。昨年には青年部再建準備委員会が発足し、再建にむけた準備が進められてきました。
青年部再建総会に先立ち開かれたユース部会定期総会では、部会長が、若年層組合員への労いの言葉とともに、これまでのユース部会の活動について報告を行いました。府本部第8次組織強化基本計画後期アクションプランに基づき、若年層組合員がより積極的に府本部の運動へ参画できるよう、活動を青年部へ継承し、ユース部会を閉会することが決定しました。
続いて開かれた青年部定期総会では、まず、青年部再建にむけて準備委員会を立ち上げ、議論を重ねてきた経過について、府本部執行委員から報告がありました。総会議案では、青年部の再建を正式に決定するとともに、「青年」という言葉がいまだに若年男性を想起させることをふまえ、ユース部会の理念を継承する形で、名称を「青年部」から「ユース部」へと変更することが決まりました。これにより、「ユース部」として新たな活動がスタートすることとなりました。
役員選挙は定数内立候補となり、すべての立候補者が信任され、再建にむけて先頭に立って取り組んできた府本部執行委員が部長を務めることとなりました。新役員代表のあいさつに立った部長は、今総会の代議員に若年層以外の組合員が選ばれている現状に触れ、若手組合員の活動が困難になっているブロック・単組があることや、組合離れが顕著になっている点を指摘しました。そのうえで、「誰かに言われて“やらされる”運動ではなく、自分たちが“やりたい”運動に取り組む組織を追求する。主体的な活動を展開することで、ユース部が若年層組合員の居場所となることをめざし、組織の持続的な活動につなげていく」と決意を表明しました。
なお、青年部規則の改正については2月7日に開かれた第146回中央委員会において承認されています。