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府本部2023旗びらき安心と安定の暮らしのために 共済推進運動の意義を再確認

府本部は6日、大阪市内で自治労共済推進本部大阪府支部と共催で旗びらき集会を開き、対面とオンラインをあわせて113人が参加しました。また、終了後に開催した新春講演会では、大阪市会議員の川嶋広稔さんより「大阪市政を考える」をテーマに、「身を切る改革」など維新主導で行われてきた市政運営の結果と市民のために公共の役割を果たしていくことの重要性について講演がありました。

中野委員長の写真

「働く者、生活者の立場に立った政治勢力の拡大を」とあいさつする中野委員長

団結旗びらき集会

府本部を代表してあいさつを行った中野執行委員長は、専制主義の拡大により世界的に民主主義が大きく後退していること、日本でも安全保障政策をはじめ国の根幹にかかわる重要な政策の転換が、国会審議なしに進んでいることを指摘し「今年は民主主義の再生の一年としたい」と述べました。

そのうえで、大阪維新の会が行政長を兼務し、議会での最大会派となり、政治行政を動かしている大阪で「民主主義の土台である議会を機能させるため、維新の伸長に歯止めをかけ、働く者の立場に立った政治勢力の拡大にむけ各地域で頑張り合いたい」と4月の統一自治体選挙の取り組みへの結集を訴えました。

続いて、来賓として連合大阪の田中会長が「運動の社会性を広げるとともに、大阪の独自性をふまえ地域活動を強化し、働く者、生活者にとって希望の持てる年にしたい」とあいさつを行いました。

集会の最後に、お礼のあいさつを行った府支部の事務局長は、20年ぶりの団体生命共済の制度改正への取り組みにお礼を述べたうえで「新採の加入促進、若年層および未加入者への加入拡大のツールとして、各単組で共済を活用いただきたい」と要請しました。

また、「組合の役割として組合員の老後、セカンドライフに的確なアドバイスを行っていくことが必要」とし、「府本部・府支部が連携し単組の取り組みを充実させたい」と今後の決意を述べました。

府本部主催「新春講演会」

講師の川嶋議員は、大阪の政治状況をふまえ、選挙で有権者が維新を選んだ結果、大阪の災害対策や医療・救急、教育、さらには経済活動がどうなったかについて具体例をあげ、「身を切る改革が果たして正しかったのか。公共の役割をしっかり考え、バランスをとることが大事だ」と述べました。

そして、「選んだ結果の責任を負うのは、政治家ではなく実は有権者の皆さんだ」とし、「選ぶということはとても大事、結果を正しく見ることから、本当の民主主義は始まる」と議員の立場から考えを述べました。

さらに、大阪の有権者の意識が、「結果より選ぶという消費者感覚になっている」と指摘し、「ただ選ぶだけじゃなく、政治参加を考える当事者としての民主主義を取り戻さないといけない」と訴えました。

IRの問題についても、事業者の公募内容が当初から大きく変わったこと、大阪市の負担が膨らんでいること、土壌問題などから「将来に禍根を残す負の遺産になるリスクが高い」として反対していることを説明し、国の認定がなかなか下りない状況もふまえ「統一自治体選挙の大きな争点になるだろう」との考えを示しました。

その後、参加した各級議員、自治体議員連合会員の紹介が行われ、統一自治体選挙に挑戦する予定候補者10人がアピールを行いました。最後に副委員長の団結ガンバローで新春講演会を締めくくりました。