5月1日、「第93回大阪地方メーデー」が規模を縮小したうえで3年ぶりに大阪城公園・太陽の広場で開かれました。会場には雨天の中、9000人をこえる組合員とその家族が集まりました。また同時にユーチューブでライブ配信も行われました。2年におよぶコロナ禍の影響により社会経済活動が抑制され、労働運動も制約を受ける中、2019年以来の参集でのメーデー開催に参加者は喜びを分かち合うとともに、希望ある大阪の未来づくりにむけ、組織の総力をあげて7月に実施される参議院選挙をたたかい抜くことが確認されました
主催者あいさつを行った大阪地方メーデー実行委員長の田中宏和連合大阪会長は、2022春闘を「人への投資を起点として未来を変え、経済の好循環を力強く回していく未来づくり春闘だ」として、春闘をたたかう構成組織や連合大阪への結集を呼び掛けました。
また、7月の参議院議員選挙については、「コロナ禍、ウクライナ危機と大きな時代の節目を迎える中、我が国が抱える国家的危機を克服し、安心で持続可能な社会の実現にむけた将来ビジョンをいかに描くかが最大の焦点だ」として、「働くなかまのくらしと権利を守るために、真剣に汗を流す政治家を一人でも多く国政の場に送ることが重要だ」と述べました。
そして、来年春に実施される統一地方選挙、大阪府知事選挙、大阪市・堺市長選挙も含め、「大阪において誰一人取り残さない、活力あふれる共生社会、働くことを軸とする安心社会を実現するため、参議院選挙での必勝をめざし、連合大阪一致団結して支援の輪を広げていこう」と呼びかけました。
来賓あいさつのあと、立憲民主党の泉健太代表、国民民主党の玉木雄一郎代表が政党代表としてあいさつを行いました。続いて、参議院選挙比例区で立候補予定の連合推薦候補者が紹介され、自治労の予定候補者である鬼木まことさんもビデオメッセージで決意表明を行いました。
また今年のメーデーでは、ウクライナ危機を受け人道支援団体がアピールを行うとともに、第26回参議院選挙必勝にむけた特別決議、「一人ひとりが尊重される多様性を認め合う社会をめざし、みんなが輝く未来を大阪の地からつくる」とするメーデー宣言とメーデースローガンが採択されました。
最後に田中実行委員長が会場、オンラインで参加するなかまの思いとともに「団結がんばろう」を行い、力強く拳をかかげメーデー式典を締めくくりました。