臨時・非常勤等職員評議会は、3月6日にPLP会館で非常勤セミナーを開き、WEB参加も含め17単組53人が参加しました。仲間づくりセミナーに加えて、春闘の一環として「公共サービスにもっと投資を!」討論会を行い、非正規労働者の処遇改善について理解を深めました。
冒頭、議長は、「私たちの職場では恒常的に人材が不足しているが、賃金水準が低いことがその要因のひとつとして挙げられる。ひとりでも多くの仲間を増やし、自分たちの処遇改善や雇用安定にむけて粘り強く声を上げていこう」とあいさつしました。
第1部は仲間づくりセミナー。「組織化に必要なコミュニケーション力を高める」をテーマに、講演とケーススタディを通して話を聴きだすテクニックについて学びました。
第2部は、エッセンシャルワーカーの重要性と課題をテーマに討論会。パネリストに、茨木市長、自治労総合労働局長と非常勤評議会の議長、コーディネーターとして、臨時・非常勤等職員全国協議会の前議長を迎え、エッセンシャルワーカーの現状や処遇改善、格差是正について活発な議論を行いました。
最後に、市長は「エッセンシャルワーカーの人材確保や処遇改善の必要性については十分理解している。世の中の風潮や傾向をふまえ、担当課と協議を進めていきたい」と述べました。
また、局長は「正規職員の理解、職場の仲間の組織化、各自治体の理解、この3つを同時に進めながら、会計年度任用職員の勤勉手当の支給など法改正にむけてしっかりと取り組んでいく」と決意を述べました。
コーディネーターの前議長は、「私たちは必要不可欠な労働者として勤勉に働いているのに、その処遇が低いということは矛盾でしかない。労使ともにしっかりと認め合って処遇改善を進めていかなければならない」とまとめ、討論会を終えました。