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2022年新年号
2022年・新年のご挨拶

大阪の将来見据え 労働組合の真価発揮を

中野委員長

全日本自治団体労働組合
大阪府本部執行委員長
中野 勝利

組合員の皆さまには、健やかに新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。旧年中は府本部の様々な取り組みに対しまして、組合員の皆さまには力強いご結集を頂きました事に心より御礼を申し上げます。年頭にあたり府本部を代表して一言、ごあいさつを申し上げます。

さて、昨年の1年間は、一昨年と同様に新型コロナウイルス感染症が国内外で猛威を振るい、大阪では医療崩壊が現実のものとなりました。

また7月に開催された東京オリンピック・パラリンピックもほとんどの会場が無観客で行われることとなり、11月以降は感染者数も徐々に減少傾向にありましたが、新たにオミクロン株の市中感染が報告されるなど、予断の許さない状況が続いています。

10月には衆議院解散・総選挙が実施されました。今回の総選挙で府本部は、連合大阪に結集して大阪の選挙区で13人の立憲民主党の候補者を推薦して取り組みを進めましたが、比例復活当選者1人のみの当選という極めて厳しい結果となりました。全体を通じて見ても立憲民主党は改選前の議席を大きく割り込むこととなり、その結果を受けて枝野代表が辞任し、新たに泉衆議院議員が代表に就任されました。

一方でいわゆる改憲に前向きな勢力が3分の2をはるかに超える議席を獲得し、大幅に伸長しました。本年の7月に行われる参議院選挙は、こうした改憲へとむかう流れに歯止めをかけるためにも、極めて重要なたたかいになるといえます。

府本部は次の参議院選挙比例代表で自治労前書記長の「鬼木まこと」さんを推薦決定して、具体的な取り組みを進めています。

この間、改憲や新自由主義的政策を促進させる勢力は「自己責任的価値観」をまん延させ、その結果、国民の生活は厳しさを増し続けています。私たちがめざす格差や貧困を包摂する持続可能な福祉型社会を構築させるためにも、私たちの代表である組織内予定候補の「鬼木まこと」さんを国会へと送り出すことが必要です。府本部の団結力を示し、圧倒的な得票で組織内外での影響力の維持と政策の実現をはかるため、引き続きのご協力をお願い申し上げます。

昨年の人事院勧告は、月例給の改定は行わないとする一方で、一時金の支給月数について0.15月引き下げる内容となりました。この約2年にわたり、通常業務に加えてコロナ対応に追われてきた、様々な現場の最前線に立って頑張ってきた組合員に対して、2年連続のマイナスの勧告は遺憾であるといわざるを得ません。

総選挙の影響で国家公務員にかかる改正給与法案を審議する臨時国会の召集が遅れ、年内に決着がはかれない単組も発生しましたが、府本部は引き続き、単組との連携をはかりながら対応を進めていきます。

府本部を取り巻く課題は、依然多岐にわたり、その時期に応じた方針を確立させ、積極的に対応していく事が求められています。また組合員の皆さんにおかれましても、多忙な業務に加え自身も大きな感染リスクにさらされながら安全・安心した公共サービスの提供にご尽力をいただいています。

こうした現場の実態を精確に把握し、職場環境の改善や要員確保など、ともに課題解決にむけた取り組みを進めていきたいと考えています。そのためには多くの組合員の運動への参画が不可欠です。

単組での問題提起と課題の共有を全体で推し進め、安心して暮らし続けられる地域、誇りをもって働き続けられる職場を構築していくためにも私たちの運動の停滞は許されません。今こそ労働組合の存在価値が問われるなか、めざすべき共生と連帯にもとづく持続可能な社会の実現にむけて、4万人の組合員とともに一丸となって取り組む1年間とする決意です。

結びに、本年が皆様にとって素晴らしい一年となりますよう、祈念申し上げ、新年のあいさつといたします。ともにがんばりましょう。

自治労の統一と団結の力の発揮にむけて

鬼木書記長

立憲民主党参議院比例第15総支部長
自治労本部前書記長
鬼木 まこと

皆さん、あけましておめでとうございます。

今年7月に実施予定の第26回参議院議員選挙(全国比例区)の自治労組織内候補予定者の「鬼木まこと」です。

昨年8月の自治労第95回定期大会で書記長の任から離れ、9月からは候補予定者としての取り組みに専念しています。

この間、ウェブも含め、県本部・単組の皆さんと意見交換を行う機会を多く作っていただき、職場での課題を共有させていただいてきました。多くの職場で共通する課題は、「圧倒的に不足している定員配置」「保健師・保育士・看護師、さらには土木職など、専門職・技術職の確保」「会計年度任用職員のさらなる処遇改善」「公共民間職場における労働条件の劣化と雇用の安定」の4点に概ね集約できるのではないかと思います。

いずれも新たに生じたものではなく、従前からあった課題が、新型コロナウイルス感染症への対応が長期化するなかで、より一層鮮明となり、深刻になったということだと受け止めています。

感染症がより鮮明にした公共サービスの必要性。しかしそれに反し、現在の体制は極めて脆弱であり、それを懸命に支える職員のみなさんの献身的な奮闘がなければ成り立たない、あるいは、職員に精神的、肉体的な犠牲を強いることでしか「公共サービス」の提供ができない。今日の現場実態はやはり間違っている。絶対に変えなければならない、あらためて、そう強く考えています。

今日の政治状況・社会状況を変えていくため、そして、私たちが、誇りと希望をもって、働き続けることができる「健全な公共サービス」を取り戻すため、自治労の仲間の皆さんの多くの声と力を私「鬼木まこと」にお寄せください。

今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

現場の声を聞いて働きやすい職場をめざす

岸まきこ

参議院議員
岸まきこ

明けましておめでとうございます。

参議院議員の岸まきこです。初当選させていただいてから早くも3年目に突入しました。日ごろのご支援、ご協力に深く感謝申し上げます。

昨年を振り返ると、8月には過去最大の感染者数を記録するなど、新型コロナウイルス感染症の対策に奔走した一年でした。

新型コロナウイルスは、世界の人々や様々な分野に大きな影響を及ぼし、現在も世界的にオミクロン株が拡大するなど予断を許さない状況にあります。引き続き、水際対策、医療体制の整備などしっかり行うよう政府に求めます。

私は、参議院議員となってからの活動のほとんどがコロナ対策に傾注しているといっても過言ではありません。

それは、自治労組合員の皆様が働く公共サービス職場がコロナ対策の最前線である保健所や医療機関・消防、ワクチン接種、介護や子ども子育て、さらには、生活者や事業者支援など、地域に暮らす人々を支える重要な役割を担っており、その現場の声がとても重要だからです。

現場で課題が生じる度に、皆様からいただいた声を基に国会質疑等で改善に努めてきました。様々な制度・政策は国でつくるものの、住民へサービスを届けるのは皆様です。引き続き、組合員の皆様が働きやすい職場をめざし、取り組んでまいります。

さて、本年7月には、第26回参議院議員選挙が行われます。私、岸まきことともに国政に意見を反映させるためには、「鬼木まこと」さんの必勝を何としても勝ち取らなければなりません。そのために全力を尽くします。

結びに、組合員の皆様にとって幸多き一年となりますことをご祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。本年もどうぞよろしくお願いします。