日本三大祭りの一つ、大阪天満宮の天神祭が本宮を迎えた7月25日、府本部ユース部会は「天神祭ごみゼロ大作戦2019」にボランティアとして参加しました。30度を超える大暑の大川沿いで、参加した8単組32人のユース部会組合員は、廃棄物と資源の分別回収を見物客に呼びかけました。
「ごみの分別にご協力ください!」。府本部ユース部会のメンバーが声をかけ合って、アルミ缶、ペットボトル、びん、串・割箸などの分別回収に導きます。
大阪の夏の風物詩である天神祭は、花火約5千発と見物客130万人の盛大な祭典。しかし、祭りの2日間で出るゴミは60トン以上。これまでは道路や公園に散らばり、分別されずに焼却されていました。この現状を変えるために、2017年に始まったのが市民団体やNPOが参加する実行委員会の<天神祭ごみゼロ大作戦>。露店出店エリアのエコステーションで廃棄物と資源を分別回収し、飲食出展者にリユース食器を貸し出すなど。昨年は大川沿い全体で取り組み、天神祭のごみを50トンまで減らすことができました。
府本部は取り組みが始まった当初から、エコステーションの運営やボランティアの休憩所の提供など、積極的に参加してきました。今年は、南天満公園に設けた「エコステーション」3カ所を17時から23時まで、府本部ユース部会組合員が交代で運営しました。また、連合大阪・大阪市地域協議会の一員として、大阪交通労組青年委員会も桜之宮公園内で参加しました。露店と見物客でごった返した公園の中、30度を超える屋外で何時間も立ちっぱなしで声をかけ続ける。体力は必要ですが、きれいな天神祭会場をつくることができ、また見物客のエコ意識を高めることにもつながり、参加した組合員自身やりがいを感じる取り組みとなりました。