府本部ユース部会が参画する部落解放大阪青年共闘会議は、9月1〜2日にかけて神戸市で第1回青年共闘合宿を開きました。大阪北部地震をはじめ自然災害が相次いでいることから「防災」をテーマに、特に被災した外国人が抱える諸問題について学びを深めました。合宿の参加者は全体で33人。府本部からは10人が参加しました。
9月1日は神戸市中央区の「人と防災未来センター」を訪れ、1995年に起きた阪神・淡路大震災後の復興の経過や、東日本大震災において大きな被害を出した津波の疑似体験をするなど、津波が到来する前にいち早く避難することの大切さを体感しました。
翌2日は、神戸南京町でフィールドワークをし、甚大な被害が出た阪神・淡路大震災の当時の状況などについて、南京町にある神戸華僑歴史博物館の蔡勝昌館長とNGO神戸外国人救援ネットの村西優季さんにお話をうかがいました。
合宿への参加者からは、「行政職員として、災害時にどれだけ早い対応ができるか、それによって救える命があるということをあらためて実感した」「あれほど大きな災害の中、日本人と外国人が差別なく避難生活を送ることができたと知って驚いた。制度にも人の気持ちにも垣根がなくなっていけばいいと思う」と感想を述べました。