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第25回参議院議員選挙についての書記長談話

 第25回参議院議員選挙についての書記長談話を掲載します。

第25回参議院議員選挙についての書記長談話

  1.  2019年7月21日、第25回参議院議員選挙の投開票が行われた。この間、大阪選挙区では「かめいし倫子」、自治労組織内候補の「西田一美」(奈良選挙区)、「岸まきこ」(全国比例区)をはじめ、府本部推薦候補へのご支援にご奮闘いただいたすべての単組・組合員の皆様に深く敬意を表したい。
  2.  今回の選挙では、春の大阪ダブル選挙・統一自治体選挙で大阪維新の会が大きな勝利を収め、来秋を目途に二度目の大阪市廃止・分割の是非を問う住民投票実施が不可避な情勢のもと、これに反対する運動の構築と大阪の自治を守る取り組みを展望するとともに、「安倍一強」政治から民主主義を取り戻すたたかいと位置づけ取り組んだ。
  3.  結果として、大阪選挙区では立憲民主党の政党支持率低迷や、連合大阪推薦候補が分立するなど厳しい戦いを強いられ、「かめいし倫子」は、356,177票を獲得したものの惜敗、一方で全国比例区「岸まきこ」は、157,848票(大阪・7451票)を獲得し、自治労の議席を守ることができた。大阪で日本維新の会に2議席を許したことや、全体として、自民党と公明党が過半数を上回る71議席を獲得し、一強政治に歯止めをかけることができなかった事は極めて残念である。
  4.  与党に日本維新の会などを加えた改憲勢力としては、憲法改正の国会発議に必要な3分の2を割り込んだものの、引き続き警戒を強めるとともに、立憲民主党を中心とした野党には、来るべき解散・総選挙に向け、50%を割り込む投票率に象徴される長期政権による政治の停滞と国民の無関心を打開すべく、経済政策や社会保障改革などによる国会論戦を期待するとともに、与党・改憲勢力を利さないための選挙戦略について早急な検討を強く求める。
     府本部は、「共生と連帯に基づく持続可能な社会」の実現に向け、地域公共サービスの拡充、地方自治を守る闘いである「大阪市廃止・分割の是非を問う住民投票」で反対多数を勝ち取るため、引き続き政策実現の取り組みを強化する決意である。すべての単組・組合員のより一層の府本部への結集をお願いする。

2019年7月22日
自治労大阪府本部 書記長
中野 勝利

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