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大阪ダブル選挙及び統一自治体選挙前半戦の結果に際しての自治労大阪府本部委員長談話

 大阪ダブル選挙及び統一自治体選挙前半戦の結果に際しての自治労大阪府本部委員長談話を掲載します。

大阪ダブル選挙及び統一自治体選挙前半戦の結果に際しての
自治労大阪府本部委員長談話

2019年4月8日
自治労大阪府本部

 4月7日、大阪府知事選挙、大阪市長選挙、大阪府議会議員選挙、大阪市会議員選挙、堺市議会議員選挙が投開票されました。

 結果は大阪府知事選挙及び大阪市長選挙で維新候補の当選を許し、自治労大阪府本部が推薦した知事候補の小西ただかずさん、市長候補の柳本あきらさんは惜敗しました。

 また、大阪府議会において大阪維新の会は51議席を確保して過半数を制するとともに、大阪市会においても40議席を、堺市議会においても18議席を確保し、大幅に議席増を達成しました。一方、立憲民主党は大阪府議会で1議席、堺市議会で2議席にとどまり、大阪市会での議席確保に至りませんでした。

 自治労大阪府本部は、大阪市会議員選挙において表西孝文さん(東淀川区)と橋本真菜さん(阿倍野区)を組織内一号推薦候補として位置付けるとともに、連合大阪推薦候補計10人を推薦して取り組みました。堺市議会議員選挙において西哲史さん(西区)、池田一紗さん(東区)、渕上猛志さん(堺区)を組織内一号推薦候補として位置付けるとともに、連合大阪推薦候補計7人を推薦して取り組みました。また、大阪府議会議員選挙においては連合推薦候補計6人を推薦し取り組みました。

 結果は、以下の通りでした。

  • 【大阪市会議員選挙】
    • 表西 孝文さん(東淀川区)・・・惜敗
    • 橋本 真菜さん(阿倍野区)・・・惜敗
    • 一般推薦候補8人のうち2人が当選
  • 【堺市議会議員選挙】
    • 西  哲史さん(西区)・・・・・当選
    • 池田 一紗さん(東区)・・・・・惜敗
    • 渕上 猛志さん(堺区)・・・・・当選
    • 一般推薦候補4人のうち2人が当選
  • 【大阪府議会議員選挙】
    • 一般推薦6人のうち3人が当選

 自治労組織内推薦候補については、堺市議会議員選挙において西哲史さんと渕上猛志さんが当選を果たしました。しかし、大阪市会議員選挙においては当選を勝ち取ることができませんでした。また、連合推薦候補全体としては大阪市会に2人、堺市議会に4人、大阪府議会に3人が当選しました。

 大阪知事選挙及び大阪市長選挙における敗北の原因は、「脱法的」ともいえる知事、市長の同時辞職、差し替え立候補という奇策に対して、候補者決定を含め選挙準備の立ち遅れが最後まで克服できなかったことが大きかったと考えます。惜敗されましたが知事選挙、市長選挙に果敢に挑戦され、都構想の終結と府政、市政の正常化を訴えられた小西ただかずさんと柳本あきらさんの英断と奮闘に改めて心から敬意を表します。

 また、組織内一号推薦候補については現職堺市議の二人が日頃の地道な活動に支えられ高位当選を果たすことができましたが、立憲民主党公認として新たに擁立した大阪市議候補二人、堺市議候補一人の議席確保には至りませんでした。ボトムアップの政治や女性の政治参画を訴える立憲民主党にふさわしい候補者の皆さんでしたが、ダブル選挙と同日となったことからこれらの主張が十分浸透せず、その点は残念でなりません。

 ダブル選挙及び統一自治体選挙前半戦を通じて組合員、退職者会の皆さんには大変なご尽力をいただきました。全体として極めて厳しい結果となり、皆さんのご努力に報いる結果を残すことができませんでした。府本部の責任者として心からお詫び申し上げます。本当に申し訳ありませんでした。

 以上の厳しい結果を踏まえて、間近に迫る参議院議員選挙も展望した自治労大阪府本部としての真摯な総括と新たな政治方針の確立が求められていますが、目前に統一自治体選挙後半戦が迫っていることもあり、その結果も見極めて改めて提起することとします。現時点においては、5人の組織内一号推薦候補をはじめ40人の推薦候補を擁して取り組む後半戦での勝利に向けて、引き続き組合員、退職者一丸となってたたかっていただくことを要請し、談話といたします。

以上

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