更新日:2011年9月5日
自治労大阪国際協力 パラミラーニングセンター支援活動
何歳、学年は?
10歳、3年生です。
生まれたのはどこで?
生まれたのはタイです。6歳のときビルマに戻って、8歳でまたタイへ来ました。
ビルマで学校は?
幼稚園に1年と小学1年まで通ってました。
ビルマの学校と違うところはありますか。
タイ語の勉強が増えました。友達と遊ぶのが楽しいし、算数が好きです。
将来何になりたいの?
事務員になりたい。パラミで8年生を卒業して、もっと上の学校へ行きたいです。
ご両親は?
離婚していて、お母さんは別の人と生活しています。お父さんはビルマで荷役の仕事をしています。お父さんがときどき来てくれます。
何歳、何年生ですか。
15歳、4年生です。生れたのはビルマで12歳でタイに来ました。12歳のときにお父さんがビルマ軍に殺されて、お母さんと一緒に兄弟4人で来たんです。
ビルマで学校は?
幼稚園から4年生までビルマの学校へ通っていました。ビルマの学校はお金がかかったけど、ここではお金がかからないのでうれしいです。
パラミと学校の勉強は違いますか。
英語ではパラミのほうがレベルが高いと思います。
将来何になりたいの?
もっと上の学校へ行って勉強を続けたいと思います。学校の先生になりたいです。
今は楽しい、淋しい?
楽しい。満足しています。
重荷を背負っている子どもたちマー君はタイで生まれ6歳でビルマへ、8歳でまたタイへ来た。両親は離婚しており、一人寮生活だ。カアイさんはお父さんがビルマ軍との戦闘で死亡、パラミの寮が母と子の住み家となった。重荷を背負っていて、両親のことに立ち入って話を聞くのがはばかられた。
パラミでの勉強中心の生活が「パラミを卒業して、上の学校に進みたい」「事務員になりたい」「学校の先生になりたい」とストレートなのは救いなのか、それとも、これから直面する現実の裏返しなのか。何としてもパラミでの時間が充実していることを望みたい。