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更新日:2016年11月17日
11月20日に開催する「大阪発!地域医療と介護を考える集い」にむけて、自治労大阪府本部は「10年たっても元気やでプロジェクト」(略称:元気やでプロジェクト)を8月に立ち上げました。元気やでプロジェクトは、集いの企画・立案にあたり、医療・介護現場における地域連携や業務連携の現状や取り組みについて、8月から10月までに5回のフィールドワークをして理解を深めました。
元気やでプロジェクトのフィールドワークは、8月24日に第1回を行いました。そして、回を重ねるごとに、衛生医療評議会や公共サービス労組評議会からの参加者が増え、10月25日の第5回には20人以上が参加しました。第1回から第4回までは、医療や介護職場での地域連携をテーマにしました。10月25日に行った第5回では視点を変え、医療と介護の業務連携をテーマに大阪市立総合医療センターを見学しました。
大阪市立総合医療センターでは、医療と介護の業務連携を行っているのは「さくら病棟12階」です。ここでは、看護師と同じように看護補助も夜勤を担っています。夜勤時間帯は職員数が限られるため、看護補助が介護福祉士の資格を取得し、業務にあたっています。また、身体介護など患者に接する業務をメインに行うことで、看護師が医療業務に専念できる体制をとっています。さくら病棟12階は、脳外科や神経内科など脳の病気で入院されている人が多く介護も必要になります。こうした背景から、この病棟でのみ10月から実施されている体制です。この病棟でのコンセプトは「医療と介護の立場から患者ニーズに対応しよう」となっています。看護補助の職の確立という点においても重要な取り組みです。