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更新日:2015年10月15日
自治労大阪と子ども情報研究センターは、9月13日、大阪市立こども文化センターで「第8回大阪発 保育・子育てを考える集い」を開いた。集会は、保育現場や地域、家庭の現状を出しあい、求められる就学前保育教育について議論、交流を目的としています。
記念講演では、全盲のピアニスト島筒英夫さんを招き「人への感謝の気持ち、夢を抱いて生きることの素晴らしさ、戦争のない平和」について、語り・パフォーマンス・クラシック演奏を通して参加者に訴えました。講演の最後には、島筒先生が作曲した「さよならぼくたちの保育園(幼稚園・こども園)」を会場全体で合唱した。その際には、涙を流す参加者もおり、感動の渦の中、全体集会を終えました。集会には、日曜日にもかかわらず、保育・子育てに携わる組合員や民間保育所等の一般参加者も含め、303人の参加がありました。
自治労大阪社会福祉評議会の竹野議長は、近年現場ではゴタゴタ続きであると前置きし「人権保育はどこへ行ったのか。制度を作っていくのは現場、現場で学んできたことを自信を持ってやっていこう」と呼びかけ「子育ち子育てがキーワード。一人ではなくみんなで考えて、明日からの元気のためにこれからの保育を連携して作っていきましょう」と訴えました。
集会では、午後からは7つの分科会に分かれ、それぞれの立場で日々抱えている悩みや問題について考え、明日からの保育にすぐに実践できることを学び、職場環境、賃金・労働条件について課題を共有しあったりし、今後、仕事や組合活動に活かしていくための意見交換等を行いました。
また集会には、えさき参議院議員が駆けつけ、あいさつのなかで、国の基準はこども6人に対して保育士1人の配置基準ということを例に挙げ「2歳児12人を1人の保育士が担当している保育所もあると聞いている。自治体の保育所はどうなっているのか。保育士の処遇を改善し、人材を確保することが重要だ」と述べました。また、主催者あいさつした石子委員長は「安倍政権は強い国を作る前に優しい国を作らないといけない。積極的平和主義を推奨するのであれば、まず社会福祉政策を進めていくべきだ」と述べるとともに、戦争法案廃案や11月22日の大阪府知事選挙・市長選挙、来年7月の参議院議員選挙でのえさきたかし必勝にむけて協力をよびかけました。