HOME > 府本部の取り組み > 府本部学校給食部会 施設見学:見慣れない機械や器具に驚き/最新鋭ドライ仕様で4月から稼働
更新日:2015年9月22日
自治労大阪学校給食部会は、8月19日、豊中市立走井学校給食センター(以下、走井給食センター)の施設見学をしました。参加者は、5単組11人。走井給食センターは、今年4月から稼働し始めた最新鋭の設備が整った施設です。このセンターでは、最新鋭のドライ仕様で、同じ給食調理員の参加者も見慣れない機械や器具に驚きをみせていました。府内では、稼動中の学校給食センターの老朽化や衛生水準、作業効率などの施設のあり方が問われています。見学では、設備や作業工程の説明を聞くだけではなく、作業上の問題点や、問題への対処や工夫など、ただ見るだけの視察ではなく何かを学ぼうという熱意が溢れたものとなりました。参加者からは「1日1万3千食を調理が可能な施設だけに機械・器具のサイズや数に圧倒されている」と感想を述べました。見学は、夏休み期間中であったため、調理場や洗浄作業場まで入ることができ、参加者は直接、機械器具を見て触りました。視察では、各部屋の役割や機器についての説明だけでなく、作業工程や配置人数、作業にかかる時間など細かい部分にいたるまで話を聞いては質問する事が繰り返されました。自治労大阪学校給食部会では、今後もさまざまな研修会・勉強会・経験交流集会を企画し、調理スキル、意識を上げていく取り組みを続けていきます。
走井給食センターでも採用された、設計と施工を一括で発注するデザインビルド(DB)方式。これまでは、設計と施工業者は別ということが一般的でした。財政難のなかでも必要なサービスを提供しなければならないため、公共事業での事業コスト削減策として、設計の一部と工事を一体の業務として発注する方式で近年注目されています。この方式は、受注業者がもつ新技術を生かした設計が可能になり、コストの削減ができることが大きなメリット。欧米では発注者サイドからみた責任の一元化や、工期短縮への要求からDB方式への期待が高まってきています。国家プロジェクトでもこの方式が積極的に採用され、今後、自治体の水道や病院をはじめとする公共施設での広がりに注目が集まっています。