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更新日:2015年7月3日

「ナースカフェ」で悩み共有
年齢に応じた勤務体系必要

 自治労大阪衛生医療評議会は、6月20日、市立ひらかた病院で、単組間の交流・連携、若手役員の育成をはかることを目的に、「生き活きディーセントワークセミナー」を開きました。医療職場で働く組合員を中心に9単組35人が参加。セミナーでは、職場での悩みや課題の意見交換を目的とした「ナースカフェ」を開き、「夜勤・交代制について~定年まで働ける?」をテーマに、各グループに分かれ意見交換をしました。進行役の清村明子副議長(箕面市職)はまとめで「年齢によって、体にやさしい勤務体系を組むことが必要。そのため、労働組合が勤務シフトをチェックする取り組みが必須」と訴えました。

 また、セミナーでは、昨年9月にリニューアルした「市立ひらかた病院」の見学もしました。病院見学では、市立ひらかた病院の特色である緩和ケア病棟、感染症病棟や小児・周産期医療、救急医療の取り組みなどを見学しました。

 青木浩幸衛生医療評議会議長(自治労府職)は、医療提供体制の転換政策により、激動の時代を迎えていると前置きし「地域で公的医療を担う我々も働き方や意識を変えていかなければならない」と述べました。

 看護職場では、「2交代制が主流の中でどう休憩をとるか」「日勤から深夜の勤務がつらい」などの課題をはじめとする解決しなければならない事項が山積しています。清村副議長は、各グループからの意見・発表を受け、「夜勤だけの勤務なら生体リズムを固定することができるが、私たちは夜勤だけでなく日勤もしなければいけない。そのためには生体リズムを戻すことが必要。若いころは回復力が高いが、年をとるごとにリズムを戻すことが困難になってくることから、熟年層は夜勤を減らしたり、勤務の間に休みを効果的にはさむなど対策が必要」と発言しました。

職場での悩みや課題の意見交換をし、参加者はリラックスした雰囲気のなかで交流を行った

職場での悩みや課題の意見交換をし、
参加者はリラックスした雰囲気のなかで交流を行った

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