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更新日:2014年12月25日

自治労大阪都市交通評議会
飲酒による暴力増加の一途
駅頭で暴力行為防止訴える

「暴力行為は犯罪です!!」

「暴力行為は犯罪です!!」

 「暴力行為は犯罪です!!」 自治労大阪都市交評は、12月10日、梅田駅付近で、駅員や乗務員に対する暴力行為防止を訴える啓発ティッシュを帰宅客に配布した。近年、鉄道係員・路線バス運転手に対する第三者暴力行為が多発かつ悪質化してきている状況にあり、忘年会など飲酒の機会が増えるこのタイミングで呼びかけを行いました。

 日本民営鉄道協会が発表したデータでは、大手私鉄16社の駅員や乗務員らに対する暴力行為の件数が、2014年度上期(4〜9月)で125件に上っています。上期では集計を始めた2000年度以降で最多であり、年間を通じての集計では、最悪の数字になると予測されています。集計では、加害者の72%が飲酒をしているとの状況です。街頭で訴えを行った吉田大交執行委員は「暴力行為は安全で快適な鉄道輸送サービスに影響を与えるおそれがある。たった一度の暴力が、大切なものすべてを失うかもしれない」と暴力行為撲滅のために強く訴えました。

 「自治労大阪都市交評」「私鉄総連関西地連」「JR連合大阪地協」の3産別は、暴力行為は深刻な問題と捉え、2014年当初から「第三者行為3産別意見交換会」を数回開き、状況の打開策について検討してきました。意見交換会では、各職場における事案の発生状況や組合員の声など実態把握を行うとともに、対策について協議を重ね、今回の取り組みに至りました。

 意見交換など数回にわたる会合を通じて「大阪交通政策推進協議会」を設置することを確認し、第三者行為対策のみにとどまらず、大阪における様々な交通政策課題について、継続して協議し取り組みを進めます。

暴力行為防止の啓発ティッシュを配布し、安心・安全な公共交通機関づくりへの協力を訴えた

暴力行為防止の啓発ティッシュを配布し、
安心・安全な公共交通機関づくりへの協力を訴えた

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