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更新日:2012年7月5日

幼稚園部会~絵を通しての表現活動
子どもの心と体の発達
どう接し、サポートするか 学習会で

学習会には35人が参加しました

学習会には35人が参加しました

 2012年6月9日、大阪市内で自治労大阪社会福祉評議会・幼稚園部会は、「こころの発達と絵~表現活動を通して」と題し、学習会を開きました。学習会には9単組35人が参加しました。講師には、元幼稚園教諭で臨床発達心理士、学校心理士の田邊恭子さんを招きました。

 この学習会は、最近の社会変化に伴い子どもの発達障害が増えていることから、幼稚園教諭として、そうした子どもたちにどう接していくのか、どうサポートしていくのかを学び、今後の幼児教育に役立てることを目的に開かれました。

 参加者を5班に分けてのグループワークでは、▽発達障害の子どもに対する考え方▽心の中の捉え方▽表現活動の仕方など子どもに対する伝え方・接し方を意見交換しました。また、各班で議論した内容を発表し合い、さらに議論を深めました。

 田邊さんは、プレゼンソフトを使いながら、0~6歳児まで、子どもが育っていく過程での心と体の発達と、その変化の様子について述べられました。そして、子どもの心の発達・変化に、環境や親子関係・人間関係が大きく関わっていることを指摘し、▽行動▽認知▽情緒といった面での発達障害に対する考え方とその関係性、問題行動を理解するためのポイントなどを説明。その上で、発達障害にはどのようなものがあるのか、どのような症状なのかを具体的に話されました。

 また、「発達障害の子どもが描く絵には非常にヒントが隠されている。その絵という表現活動を通じて、発達障害の子どもに何をどう伝えていくかが一番大切。伝えることで両親以外の他人に心を開き、子どもに受け入れてもらえる」などとも述べられました。

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