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更新日:2012年5月15日
人と人との「つながり」と「助け合い」で、東日本大震災からの復興・再生や雇用の安定化と格差是正、ディーセントワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の実現などを掲げた第83回大阪地方メーデーが2012年5月1日、大阪市中央区の大阪城公園で開催されました。大阪地方メーデーには労働者とその家族、約7万人が参加しました。冒頭主催者あいさつに立った川口連合大阪会長は、大阪市で労働組合への不当な介入が行われていることについて言及し、「健全な社会の発展には、健全な労使関係が必要。民主的な大阪を取り戻そう」と力強く訴えました。会場では昨年同様、被災地支援の取り組みで、東北地方の物産品が販売されました。
時折、強い風にあおられながらも、晴天に恵まれた大阪メーデーのオープニングは、日本センチュリー交響楽団の4人による「連合歌」や「幸せさがし」の演奏が飾りました。
今年、メーデーの参加者によって採択されたメーンスローガンは、「日本全体でつながり・支え合おう!」「すべての働く者の連帯で働くことを軸とする安心社会を実現しよう!」で、被災地の1日でも早い復興・再生や、安心で安全の雇用・労働政策を求めていく願いが込められました。
川口連合大阪会長は、被災地の支援活動を通じて、あらためて感じたという人と人との「絆」の大切さなどについてふれ、「復興に向けて、克服すべき課題は克服し、支援していこう」と述べています。
また、メーデー宣言には、労働組合の存在を否定し、団結権を侵害する大阪市の職員アンケート問題や組合事務所の明け渡し要求などを批判する一文が盛り込まれました。
なお、メーデー式典は大阪城公園以外でも府域11か所で行われ約5万人が参加しました。