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更新日:2012年3月6日
自治労大阪が2月に国際協力活動の一環として取り組んだ、ビルマからの移民労働者の子どもたちが通うタイ・パラミ・ラーニングセンターへの支援活動で、ボランティアとして現地で保育・保健衛生のセミナー講師を受け持っていただいた自治労大阪国際協力派遣団メンバーのレポートを一部抜粋してお伝えしています。(第2回)
「私たちのセミナー内容がパラミの先生たちにとって、本当に役にたったのか?」がまず反省点としてあります。もっと事前に何を知りたいか、どんなことを保育に役立てたいかを聞きとり、内容を組み立てられれば良かったと思っています。
特に現地セミナー中に通訳不在のため、パラミの先生たちから質問や疑問に思ったことを聞くことができず、ただ見て一緒に体験してもらうだけになっていたようにも思い、パラミの先生の笑顔と積極性に助けられたセミナーでした。
私たちが図書室でセミナーをしていると楽しい音楽に誘われて小学校の子どもたちが興味深そうに窓からのぞき込んでいました。子どもたちはキラキラでわくわくの目をして私たちがしている「ラーメン体操」を見ていました。急きょ、校長先生のご厚意で小学生の子どもたちと「ラーメン体操」ができました。ニコニコの笑顔が私たちに向けられパラミに来てよかったと痛感しました。
講座の内容の中で、ふれあい遊びが一番リラックスし、パラミの先生が自分を開放できたように思います。寝転がりながら転げまわって笑っている先生、笑いを堪えて我慢している先生、自治労のメンバーも大笑いしながら、ふれあい遊びを楽しみました。これからパラミの子どもたちと先生がふれあい遊びを楽しんでくれたらと願います。
就学前のパラミの子どもたちとは、残念ながらほとんど関われず、一緒に活動を楽しむ機会がなかったのが心残りです。
セミナー最終日の夜、親ぼくを深める交流会で、パラミの先生と一緒に歌った「カエルの歌」の輪唱、日本語の歌詞をしっかり覚えて自治労メンバーとペアを組み歌ってくれたことは忘れられない思い出になりました。その後の「パラミ&自治労の歌合戦」日本に帰るのがイヤになるくらいの盛り上がりでした。
今回のツアーで自分自身も学ばせてもらったことが多く、たくさんの人に助けてもらいいい出会いをさせていただきました。私にこのような貴重な経験ができる機会を与えていただいた方々に感謝しています。