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更新日:2011年7月8日

保育部会ステップセミナー
つながりあそびで参加者もつながった!

講師から手遊びの実演も行われました

講師から手遊びの実演も行われました

 2011年6月5日、大阪市内の会議室で府本部社会福祉評議会保育部会は、保育現場で活かせる研修の一環として例年催している「保育ステップセミナー」を開きました。セミナーには11単組68人が参加して、手作り教材や集団遊びなどを実際に体験しながら学びました。講師は、自治労の組合員でもある保育士の矢ケ崎聖子さん(茨木保育ネットワークユニオン)にお願いしました。

 研修の内容は、保育部会の担当幹事と矢ケ崎さんがお互いに意見を出し合い、題材のリストアップからはじめて、企画を煮詰めていった物で、身近な物を使って作る教材づくりや、子どもたちと一緒に遊べる集団遊びが体験型セミナーを通じて紹介されていきました。

 参加者らは、教材づくりでは、軍手やスポンジを使った手遊び用の小道具や、紙皿を使ったシアターなど、実際にさまざまな教材を使って子どもたちと一緒に遊ぶ手法を学びました。そして集団遊びでは、親子で楽しめ、少しのアレンジで乳児向けにも、幼児向けにもなる「つながりあそびうた」が紹介され、参加者らは音楽に合わせて会場を走り、実際に体を動かしてダンスの研修を受けていました。矢ケ崎さんは、参加者のつぶやきを拾いながら、臨機応変に「つながりあそびうた」を組み立て、セミナー会場は和やかな雰囲気に包まれていきました。

 また、自然の素材を活かして自分だけの作品を作る「原毛のモビールづくり」も紹介されました。モビールは、紙やプラスチックの板などの軽い素材を糸や棒でつるし、特定の位置でバランスを取って安定するようにしたもので、風や人の手で揺り動かすと予想もつかない複雑な形に変化していきます。インテリアの一種ですが、一部では知育玩具としても使われています。セミナーで参加者らは、丸めたアルミホイルに羊毛を巻き付け、薄めた洗剤で縮毛させた物をつなげてモビールを作る過程を学習、手仕事を体験しながら実際に制作しました。

 保育部会は、毎年、研修の場としてこのセミナーを開催していきたい、次回も参加してもらえるよう、企画を考えていきたいと次回開催にむけ、意欲を示しています。

身近なもので作れる手遊び用の小道具などが紹介、展示された

身近なもので作れる手遊び用の小道具
などが紹介、展示された

「手仕事を体験。実際にモビールなどを制作した

「手仕事を体験。実際にモビールなどを制作した

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