更新日:2010年6月21日
自治労大阪は2010年6月4日、大阪市内で男女共生集会を開催しました。集会には府内の各単組から約80人が参加しました。
この集会は、女性と男性がともに担う社会の実現に向けて課題を議論し共有化するために、毎年自治労大阪主催で開催しているものです。
集会では、働き方の多様化をテーマに櫻井純理さん(大阪地方自治研究センター研究員)が講演し、ワーク・ライフ・バランス社会を実現するために労働組合が取り組むべき課題などを提起しました。
櫻井さんは講演で「現代は、急速なIT化により労働の質が変容している。また、昔に比べて労働時間は短縮できており、本来なら効率化された分の労働時間を短縮できるはずだが、実際には少ない労働力で多くを生産する方向へとシフトしている」と分析し、労働運動の役割として「労働時間を大幅に短縮させる政策を求めて行かなければならない」と問題を提起しました。
また、ワーク・ライフ・バランスとは「1日の労働時間とそれ以外の時間との境界線を、個人のライフスタイルに合わせ、自由に動かせる社会だ」とも提起されました。