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2010年5月19日

中国黄土高原緑化事業ワーキングツアー
現地と交流、緑化を体験
5年計画最終年派遣団に26人が参加

植林作業で汗を流した子どもたちと参加者

植林作業で汗を流した子どもたちと参加者

 自治労大阪は4月17日から21日までの5日間、緑の地球ネットワーク(GEN)の協力で中国黄土高原の緑化協力事業に取り組みました。緑化協力事業派遣団には各単組から26人が参加して現地の子供らと交流を深め、アンズの木の植林に汗を流すなど現地の緑化事業を体験しました。緑化事業は5カ年計画で今年が最終年。

 黄土高原は標高1000メートルを超え、広さは日本の約1.5倍。6000万人が暮らしています。中国は急激な工業化で大気や水の汚染、水不足、森林喪失、大量のごみ、酸性雨などの環境問題が発生しています。緑のある地域は国土の12%に過ぎず、全体の3分の1が砂漠または砂漠化地域です。1年を通しての寒暖の差、1日の寒暖の差が激しく年間の降水量は400ミリ。70%が夏に集中して降り、木が育つうえで大事な春の時期には降りません。春は風が強く、蒔いた種も飛んでしまいます。

 現地では自治労大阪が協力している「かけはしの森」で植林し、5年前に第1期黄土高原緑化事業派遣団が聚楽郷を訪ねた折に植えられていた松の成長を見学しました。中華育孤児学校や呉城村小学校で子供らとの交流を深め、アンズなどの植林にも汗を流しました。

呉城村の子どもたちとの交流

呉城村の子どもたちとの交流

子どもたちと一緒にアンズの植林作業。いつか大きな実がなりますように

子どもたちと一緒にアンズの植林作業。
いつか大きな実がなりますように

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