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更新日:2009年6月24日
府立精神医療センター「松心園」では、自閉症児の療育を研修し、参加者は積極的に発言して松心園の取り組みを学んだ
2009年6月10日、自治労大阪保育部会は、府内自治体の各組合や民間保育所の協力で「第14回保育所見学交流会」を開きました。
保育所見学交流会の目的は、保育労働者のネットワークを広げ、府内の各保育所で実践されている先進的な取り組みを学ぶことです。
いま、少子化などの社会問題も含め、地域社会や家族のあり方が変化しており、「子育ち」や「子育て」にもさまざまな支援が求められています。
保育所見学交流会は、こうしたなか自治労大阪保育部会が取り組んでいる活動で、今年度は延べ60人が参加しました。
府内各地の保育所を見学した参加者は、地域が必要としている保育所の役割や地域に開かれた保育所のあり方などを模索するため、各地域で先進的な取り組みをしている保育所の経験談を真剣な表情で聞き、施設の見学や意見交換をしました。
とくに大阪府立精神医療センター「松心園(※1)」では、TEACCH(ティーチ)プログラムを取り入れた自閉症児の個別療育や集団療育、病態に応じたグループ療育などについて研修しました。
松心園のスタッフによると、自閉症に関する知識の普及に伴い、家族の意識も高まってきており、療育指導を求めて受診する家族は、年々増えてきているそうです。
府立精神医療センターの施設について説明を受ける参加者