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更新日:2009年2月24日
「認定子ども園」光と風の村 ゆうゆうのもり幼保園
自治労大阪の保育部会は、2009年1月23日(金)午前に、神奈川県横浜市にある学校法人渡辺学園「ゆうゆうのもり幼保園」の施設見学を行いました。また午後からは川崎市役所に場所を移して「川崎市市民・こども局人権・男女共同参画室」の「子どもの権利」について担当している担当者と「子どもの権利条例」についての意見交換を行いました。
他都市見学交流会には、自治労大阪に加盟する6つの組合からが11人が参加しました。
ゆうゆうのもり幼保園では、亀谷副園長から、施設の概要や設立に至る経過について説明などを受け、施設の見学を行いました。ゆうゆうのもり幼保園は、横浜市で最初に保育園と幼稚園の機能を融合した施設です。2008年4月から幼保一元化施設として「認定こども園」になりました。
ゆうゆうのもり幼保園は、子どもが生活する場として、子どものために園の設計を行いました。長時間子どもがいて居心地が良く、地域に開かれた園舎の設計がされています。
保育所と幼稚園の一元化施設は、大阪でも増えつつあります。しかし、さまざまな理由から、認定を取らないケースが多く、そんななか、あえて認定を取った施設が「ゆうゆうのもり幼保園」です。亀谷副園長は「保育園と幼稚園がそれぞれ育んできた文化やメリットをゆったりと融合させる努力が必要」だと話されました。
園内は子どもたちのためのスペース
熱心に施設の説明などを聞く参加者
川崎市役所では、川崎市市民・こども局人権・男女共同参画室の「子どもの権利」について担当している担当者と「子どもの権利条例」についての意見交換を行いました。
川崎市では1998年から「川崎市子どもの権利に関する条例」の策定が始まり、2001年4月より「川崎市子どもの権利に関する条例」が施行されました。
川崎市役所では、条例が成立するまでの過程、協力団体との連携や子どもからの相談について説明を受け、その後、質疑討論を行いました。
自治労大阪は、この取り組みを通じて、子どもがひとりの人間として尊重されることの意義を改めて認識することができ、有意義な取り組みとなったと考えています。
自治労大阪の保育部会は、この「他都市見学交流会」を通じて得たものを、保育部会全体で議論し、今後の保育運動につなげようと確認しました。