HOME > 府本部の取り組み > 2009年度病院づくり・地域保健・精神保健セミナー
更新日:2009年2月9日
徳島市において自治労は、2009年1月15日から17日にかけて病院づくり・地域保健・精神保健セミナーを開催しました。全国各地から看護師などの医療職約650人が参加し、そのうち自治労大阪からは32人が参加しました。
基調講演では、港町診療所の沢田貴志医師から「外国人の医療から見えてくる地域医療の危機」と題して「医療は人権であること、弱者切捨ての社会がすぐ近くまできていること、また保健・医療の連携なくして地域住民の生命と健康は守れない」と参加者への訴えがありました。その後、自治労衛生医療評議会の松井龍之介事務局長から評議会各分野の課題と運動の強化・発展にむけ基調提起がありました。
「医療は人権」と訴える沢田医師
基調提起する松井事務局長
(自治労衛生医療評議会)
分科会は、医療分科会と地域保健分科会に分かれて開催されました。医療分科会では、(1)病院運営課題分散会、(2)看護分散会、(3)精神科病院課題分散会が行われ、地域保健分科会では、公衆衛生・精神保健にかかわる課題について現状の把握と議論が行われました。
病院運営課題別分散会の風景
看護分散会で行われたワークショップの様子
「医療観察法と鑑定入院」について
講演する奥山さん
精神科病院課題分散会では府立精神医療センターの奥山修看護副部長による「医療観察法と鑑定入院」についての講演がありました。指定入院機関の整備状況や専門の多職種チーム(MDT)による治療・評価システムなどを詳しく講演いただきました。
最終日には、大阪選出の民主党参議院議員、梅村聡さんの講演がありました。「私の考える保健・医療政策」との題でしたが、「なぜ医師の立場から議員の道を選んだか」に始まり、民主党の医療政策に対する考えなどを非常にわかりやすくユーモアあふれる表現で、講演していただきました。梅村さんからは、団結してがんばっていく勇気をもらえた気がしました。
「私の考える保健・医療政策」というタイトルで講演する梅村参議院議員