HOME > 府本部の取り組み > 自治労大阪 第52回定期大会を開催
更新日:2008年11月4日
自治労大阪は、2008年10月11日(土)、エルおおさか(府立労働会館)で第52回定期大会を開催しました。
大会の開催に先立ち、大阪センチュリー交響楽団が公立オーケストラとしての存続を求めるアピール行動として演奏を行いました。また、大会の冒頭には去る8月26日に急逝された岡田昭三前大阪市従執行委員長に黙祷を捧げました。
本大会では、新年度の運動方針などが確認され、新たな執行部が選任されました。なお、第52回定期大会ではすべての議案が可決、承認され、代議員、来賓などを含めて約 350 人の参加がありました。
開会のあいさつで蜂谷執行委員長は、まず昨年が、暮らしや政治を変える大きな節目となった一年であったことを明らかにしました。そして、橋下大阪府知事が労働基本権の代償措置である人事院勧告制度を無視し、職員賃金の大幅カットを強行したことや、府民の生活に大きくかかわる補助金などの削減を掲げた「財政再建プログラム」にもとづく予算編成を市町村との十分な協議を経ずに行ったことについて言及しました。
また大阪市においても、現行施策の切り下げなどをはじめとした「平松改革素案」が労使協議もなしに一方的に公表されていることや大阪市議会において「大阪市職に対する組合費のチェックオフ禁止条例」を可決したことは、団結権の侵害であり、地方公務員法第55条の交渉権の侵害であると提起しました。
そして現在、自治体職員が陥っている「行革疲れ」と「モチベーションの低下」をどう乗り越えるか、自治労大阪は、いま「やりがい、生きがい」を感じられる自治体や社会のしくみづくりを産別運動として提起することが求められていると述べました。
来賓あいさつでは、金田自治労本部書記長、川口連合大阪会長、倉田大阪府市長会会長(池田市長)や平野民主党大阪府連代表、高嶋参議院議員、いなみ民主党大阪府第5区総支部長などから、あいさつを受けました。
その後、先議案件として「新規加盟組合の承認について(案)」と「2009年度役員選挙の実施と定数の確認について(案)」を確認し、自治労大阪の1年間の活動について経過報告、会計決算報告、会計監査報告などを行いました。また経過報告の質疑討論では、多くの代議員から発言があり、活発なものとなりました。
午後からは、2009年度運動方針(案)や全国一般大阪地方本部との組織統合、そして規約・規則の改正などの議案を提案するとともに役員選挙を行いました。
議案の提案に対する質疑討論においても、経過報告のときと同様に多くの代議員から発言があり、活発に意見交換を行いました。議案の採決では、圧倒的多数の賛成によって、すべての議案が可決・承認されました。
役員選挙では、立候補者がすべて定数内であったため信任投票となりました。
開票の結果、山口勝己さん(大阪市職)、比留間稔史さん(大阪市職)、吉田一矢さん(四條畷市職)、中瀬保さん(松原市職)、吉田寿樹さん(箕面市職)、下克義さん(豊中市従)、会計監査に木村宅詞さん(茨木市職)、福島潔さん(柏原市職)、蔵野和弘さん(田尻町職)ら9人の新執行委員を含む09年度の役員体制が確立されました。