HOME > 府本部の取り組み > 自治労大阪連続学習会「公務職場における職の確立について」
更新日:2008年6月18日
学習会の風景
2008年6月4日(水)、自治労大阪は、講師に自治労現業局長 南部 美智代さんをお招きし、「職の確立」について学習会を行いました。
「職の確立」とは自治労が進めている取り組みです。「職の確立」がめざしているものは「仕事の付加価値」を高め、地域の生活環境をより快適にすることです。
また、公共サービスに従事する職員が、誇りを持って働くことができ、社会的に必要とされる仕事を、地域の中から自分たちで見つけ出していくという取り組みでもあります。
南部さんは、「職の確立」をする人は、視点を変えて意識改革をしていくことが大切なのだと話してくださいました。
メインとなる業務はできて当たり前。「仕事の付加価値」とは、その上でどんなことができるのか、どんなことをするのかということです。
清掃職場を例にあげると、基本となる「ごみを収集する」という業務に加えて、おとしより やからだが不自由な方の家を訪問し、ごみを持ち出してあげるなどのサービスを提供することです。
自らが誇りを持って働くことができ、社会的に必要とされる仕事を確立するためには、常に自分に問いかけ、考え続けることが大切です。そして、だれが従事している仕事なのかが、地域に暮らす人にわかるようにする必要があります。そうすることで、どんな業種であれ「よりよい公共サービスを提供するために自分が何をするべきなのか」を常に考えることができるようになります。
「職の確立」をする人は、いつも「より良い公共サービスを提供するために、私たちは何をするべきなのか?」ということを考えなければなりません。それをずっと考えること。考え続けること。
たとえば、地域に病院は必要ですか?/その病院は公営であるべきですか?/その公営の病院にあなたは必要ですか?
地域住民の立場になって、地域に求められているサービスを見つけ出すこと。
一人ひとりの意識を改革していくことが大切です。