HOME > 府本部の取り組み > 中国・黄土高原緑化協力事業~緑の地球に、子どもたちと心の交流を
2007年7月24日〜29日
自治労大阪は2006年から顔と顔の見える国際協力事業として、NPO団体緑の地球ネットワークと協力して中国・大同市黄土高原の植林事業に取り組んでいます。
この緑化プロジェクトを一時的な援助ではなく持続可能な支援をするために、大同市の農村に果樹園を造成しています。
収益性の高い果樹を植栽し、農家の経済的自立を促すことで、子どもの教育水準を底上げ、貧困から脱却することを目標としています。
また、参加者がこのツアーを通じ、中国の環境問題や人びとの暮らしについて理解を深めてもらうことも目的としています。
中国は全体の3分の1が沙漠もしくは沙漠化地域です。西北部に広がる黄土高原は、年間降水量が400ミリ前後で、毎年のように干ばつに襲われ、中国でもっとも貧しい地域の一つです。
また、先進諸国では数世代もかかった過程をわずか一世代に圧縮したような工業化をすすめた結果、大気や水の汚染、水不足、森林喪失など多くの環境問題が発生したため、生態環境回復を目指す事業の最重点地区になっています。
自治労大阪は、「緑の地球に~子どもたちと心の交流を」を合い言葉にこれまでに2006年と2007年の計2回、中国・黄土高原緑化協力事業(ワーキングツアー)を実施し、のべ40人が参加しました。
また、昨年からは、府本部が現地に建設した「かけはしの森」(中国名:チャオリャンリン)に植林活動を行っています。ツアーでは農家にホームステイさせてもらい、村人たちとともに植林作業で汗を流したり、小学校に訪問し、子どもたちと綱引きや大縄飛びなどで遊んだりと、地元の人たちと心の交流をしています。
2008年4月24日(木)から28日(月)までの期間で、第3回中国・黄土高原緑化協力事業(ワーキングツアー)を実施します。
自治労大阪は、この取り組みに希望を託し組合員へ呼びかけていきます。
※「かけはしの森」の脇には、ここに在る樹々が青く、永く、生い茂るように、大同と自治労大阪の友好が在り続けるように」と願いを込めて「緑樹長青、友誼長存」と刻印された記念碑が建てられている。