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更新日:2010年10月14日

自治労大阪保育集会
進む幼保一体化
「子どものため現場の声を届けて」

 2010年9月24日、自治労大阪府本部は大阪府内でも進みつつある幼保一体化の現状を受け、保育所と幼稚園の枠組みを超えた「子ども・子育て新システム」と幼保一体化の今後の取り組みについて議論を深めるため、保育集会を開催しました。集会には予定を大幅に上回る10単組141人が参加しました。

 集会では東向旬子さん(自治労社会福祉評議会保育部会長)を講師に迎え、『子ども・子育て新システムと幼保一体化』と題した講演を受けました。

東向旬子さんの講演に熱心に聞き入る参加者

東向旬子さんの講演に熱心に聞き入る参加者

 講演では、幼保一体化について各保育現場で大きな局面を迎えている現状が示されるとともに、厚生労働省における「新システム」についての議論も、十分なものではないことが指摘されました。

 例えば、子ども家庭省など新制度の設計は進められているが、肝心の保育内容などについては全く決まっていないなど、本来、子どもにとっての保育内容の充実が重要であるのに、枠組みが先行することについて、現場組合員が感じている問題点や改善点の取りまとめから具体の提案をする必要があるとの認識が明らかにされました。

 最後に、東向さんから「関西の愛ある保育を全国区に」という提言が行われ、参加者の胸を打ちました。

 これは、関西圏においては一般的に保育所の入所要件として、共働き家庭・保護家庭・障害児保育・虐待児童など幅広い対象を含んでいますが、全国的には共働きの家庭しか対象とされない地域も多くあることから、「関西の愛ある保育を全国区に」とのスローガンが提起されているのです。

 時代や制度が変わっても「保育を必要とするすべての子どもが平等に保育を受け、温かい環境のなかで育てていく」という自治労大阪保育部会の信念を変えることはできません。

 今こそ大阪から熱い風を起こしましょう!!

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