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更新日:2010年6月25日

「2010 世界難民の日 関西集会」に参加
自治労大阪の国際協力活動について報告

集会で活動報告を行う亀元書記長

集会で活動報告を行う亀元書記長

 毎年6月20日は世界難民の日です。

 2000年12月4日に、国連総会で決議されました。

 OAU(アフリカ統一機構)難民条約の発効を記念する「アフリカ難民の日」が改称され、難民の保護と援助に対する世界的な関心を高めて、UNHCRをはじめとする国連機関やNGOの活動への理解と支援を深める日として制定されました。

 2010年6月20日の日曜日、「2010世界難民の日 関西集会」が、同実行委員会によって開かれ、自治労大阪が支援団体として紹介されました。

 集会では、亀元書記長が、自治労大阪の国際協力事業―ビルマ(ミャンマー)難民キャンプでの図書館支援事業などについて報告しました。

「難民の問題、人権の問題として考えてください」-日本在住、スリランカ出身の男性

パネルディスカッション

韓国のファン・ウヨ議員も参加してパネルディスカッションが行われた

 2010年6月20日の昼、大阪市北区の大阪市住まい情報センターで「2010 世界難民の日 関西集会」が、人道的で公正な難民制度を求めて開かれました。

 集会では、韓国のファン・ウヨ国会議員が韓国で進む「難民受け入れ法案」について講演されました。また辻恵参議院議員を交えてのパネルディスカッションが行われました。

 2010世界難民の日関西集会実行委員会からは、日本の難民認定法の問題点や集会の趣旨などが説明され、「認定されてからの支援がない」などの訴えがされました。

 日本在住、スリランカ出身の男性は母国の状況などを述べ、「認定を受けられなかった人は強制送還の予備軍として入国管理センターに収容されます。自由になるために母国をでてきましたが、日本でも自由ではない。なぜこのような仕打ちを受けるのか、私が難民だからでしょうか。人権の問題として捉え、考えてほしい」と訴えました。

「第3期5ヵ年計画に取り組んでいきたい」-亀元書記長
タイのビルマ(ミャンマー)難民キャンプでの図書館支援事業などを報告

報告を行う亀元書記長

 集会では自治労大阪が支援団体として紹介され、亀元書記長が府本部の国際協力事業について報告しました。

 亀元書記長は、1995年からはじめた自治労大阪の第1期国際協力事業の概要にも触れながら、第2期の国際協力事業として、自治労大阪と現地NGOが協力してタイのビルマ(ミャンマー)難民キャンプに「くま図書館」を建設し、図書館の運営だけでなく難民キャンプでの保育指導、子どもの健康管理など、さまざまな研修をする「専門職派遣ツアー」に取り組んできたことなどを話しました。

 専門職派遣ツアーでは、図書館司書、看護師、保育士、獣医師らが、タイのビルマ難民キャンプでセミナーを開いてきました。

 亀元書記長は「今年で5ヵ年計画の事業は一旦、終了することになりますが、今年の10月には現地(タイのビルマ難民キャンプ)からの研修生を受け入れる予定です。また、今後の国際協力事業として第3期5ヵ年の計画を策定し、事業に取り組んでいきたい」と話しました。

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