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2008年3月22日

新年度への意欲となった記念講演会
〜2008年度幼稚園部会

 わたしたち、自治労大阪幼稚園部会は、2008年3月22日(土)にアピオ大阪で2008年度幼稚園部会記念講演会を行いました。参加者のみなさんからは、「明日からの絵本の読み聞かせに生かしていきたい」という嬉しい声もいただいた有意義な取り組みでした。

記念講演「絵本が語ってくれること」

 この記念講演会では、「絵本が語ってくれること」というテーマで、阪上泰子さん(※1)を講師にお迎えしました。

 阪上さんは岸和田、貝塚、泉佐野の保健所で未熟児教室の講師や子育てサークルの講師などをおつとめになっています。そして、絵本をもっといろいろな年代や職種の人に読んでもらいたいと考えています。

 講演の中で、阪上さんは紹介した絵本を読み聞かせて、その文章中に隠されたいろいろな話や、その絵本が作成された時のエピソードなどを話してくれました。

講演で読み聞かせをしているさかうえさん

講演中の阪上さんと参加者のみなさん

 紹介された絵本には、おなじみの絵本から見たこともない海外の絵本もありました。すべて、阪上さんがいろいろな本屋さんを探して見つけ出した本だということです。

 今回の記念講演の参加者は、幼稚園などで絵本を読んであげる立場の人たちですが、読んでもらう立場になって、あらためて絵本の世界に引き込まれていました。

 みんなで、阪上さんが読み聞かせる絵本の内容に素直に感動して、子ども時代に戻って涙を浮かべたり笑ったりしました。

 阪上さんは、十分な子ども時代を過ごしていないお母さん自身への支援が本当は重要で、お母さんを思いやる言葉が必要なのだということを、話してくれました。

 そして、そのための活動を長年してきて、やっと行政や労働組合がわたしの講演を聴いてくれるようになってきたと話しました。

がんばる決意をあらたに

 自治労大阪幼稚園部会が発足して8年が過ぎました。よりよい子育ての環境、よりよい幼稚園を作っていくために、わたしたちは、今年度もいろいろな活動を意欲的に取り組んでいきます。

(※1) 阪上泰子(さかうえよしこ)さん
NPO法人「絵本で子育て」センター絵本講師
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